「薬のいらない健康法」に就いて Valid HTML 4.01 Transitional 正当なCSSです!/

先日の敬老会で掲題に就いてさわりを簡単にお話しましたが、関心のお持ちの方の為により詳細について説明したいと思います。
このお話は「イシハラクリニック院長の石原結實氏」のご講演の内容の私なりの抜粋です。

何と言っても病気は予防が最も大切で、その為にはどうするかと言う観点からお話されております。

1.歯の形に合った食生活が大事―和食が一番
54年前の昭和30年頃と比べ、食生活は大きく変化している。即ち、肉の摂取量が15倍、卵が12倍、乳製品に至っては25倍。それに反して、米が半分、ジャガイモが0.4倍、サツマイモに至っては13分の1です。
ライオンやトラが肉を食べても害になるどころか栄養になります。肉食動物ですから歯が尖っています。その歯に見合った胃袋の大きさ、胃液の量、胆汁の量がきまっていて、肉を百パーセント消化できるのです。
動物の食事は歯の形で決まっています。人間は歯が32本あり、その内、20本は臼歯、穀物を食べる歯で62.5%です。野菜、果物、海草をガッブト食べる門歯は8本で25%です。肉、魚、卵を食べる犬歯は4本で12.5%です。ですから、穀類をしっかり食べて、次に野菜、果物、海草を食べ、肉、魚、魚介類、卵などを少なめに食べる。これが人間の歯の形なそうです。
歯の形からすると、私たちの食事は肉・卵・牛乳・バターなどが多過ぎます。これが、今の高脂血症、高血糖、痛風など色々な病気の要因になっています。ですから、 食事を本来の日本人の歯の形に戻すことです。和食が一番良いのです。

2.病気の原因は体温の低下
日本人の平均体温は50年前は36.8度、子供は37度と言われていた。今、外来の患者の体温を計ると、高い人で36.3度、殆どが35度台です。この50年で1.0度体温が下がっています。体温が下がると免疫力が落ちます。ですから、肺炎や気管支炎などの炎症も起きやすいし、癌にもなり易い。頭のテッペンから足の先まで癌は出来ますが、三か所できないところがあります。心臓、脾臓、小腸は体温が高いので癌ができません。
できやすいのは、管空臓器です。管は真ん中に細胞がない。外界と続いているため体温が低いのです。食道ガン、胃ガン、肺ガン、大腸ガン、子宮ガン、卵巣ガンなどです。
日本人の体温が1.0度下がったことが、癌の増加している原因です。これは西洋医学では気づいていません。1.0度上がると免疫力は5倍になります。

3.体温を上げるにはどうするか?―筋肉運動と塩分
体温が低くなった原因は何か。まず、人体の体温の40%以上が筋肉から出ますから、筋肉運動をしなくなったことです。これが一番です。
筋肉運度をする人は長生きです。筋肉の75%は下半身にあるので、下半身を動かすと効率が良い。スワットや腿上げ運動がら始めて下さい。
その後、1kg,3kg,5kgくらいのダンベルを二つずつ用意して、手に持って負荷をかけるスワットが非常に有効です。
二番目が塩分の制限のし過ぎです。塩分が悪と思っているでしょうが、とんでもないことです。
吐いたり、下痢した時に脱水が起こっていると言います。しかし、胃液と腸液は水ではなく、いっぱい塩が入っている。脱水プラス脱塩状態です。 従って、水やお茶ではなく、生理的食塩水や塩分が入ったリンゲル液を注射すると吐き気が止まるのです。健康のことをラテン語でサルー(Salus)と言います。塩イコール健康という意味です。
塩分をとって出せば良いのです。皆さん、息を吸い込んで、これ以上吸えない状態になったら、吐いて下さい。吐くほうが気持ちがいいでしょう。 私達の体は出す方が先になることで健康が保てるのです。従って、塩が悪いのではなく、塩を出さないで摂るからいけないのです。
塩は水と一緒に動きます。ですから、お風呂、温泉、サウナ、運動等で汗を出す。小便を出す。そして塩を摂ると、とても元気になります。

4.体を温める食べ物
体を温める食べ物は「赤・黒・橙」です(太陽は赤い、火が赤い、物を燃やすと黒くなる、と覚えて下さい)。
体を冷やす食べ物は「青・白・緑」です(雪は白い、緑の葉っぱは冷たい、と覚えて下さい)。
ですから、同じ様な食べ物で同じカロリーでも、体の温め方が違います。
即ち;
牛乳は冷えて、チーズは温まる
うどんより蕎麦、白ワインより赤ワイン、緑茶より紅茶
白砂糖より黒砂糖、洋菓子より和菓子、葉っぱの野菜より根菜・海草、酢・マヨネーズより塩・味噌・醤油

5.生姜紅茶が体温を上げる―生姜紅茶を毎日飲んで
生姜が体温を上げます。生姜の中にはジンゲロン、ジンゲロールとか、ショウガオールという辛味の成分があります。これは、血管を拡張して血圧を下げる、血栓を溶かす、脳の血流を良くして鬱病に効く、胃液、腸液、唾液の分泌を良くして食欲を向上させる、食中毒菌を殺す等の作用があります。更に、すごい作用は体温を上げることです。生姜(ジンジャー)を英語辞書で引いてみると、「意気・軒高・元気・気骨・元気付ける・活気付ける・鼓舞する」と出てきます。14世紀にペストが流行ってロンドン市民が三分の一死んだ時、生姜を食べていた人は一人も死ななかった。それ以来作られたのがジンジャーブレッド(生姜パン)です。
ですから、 生姜をしっかり利用して下さい。冷蔵庫に入れておいて、み汁にでも何にでも入れて下さい。また、紅茶は体が温まります。紅茶に黒砂糖を入れて、生姜をすりおろして入れ、一日に三杯以上お飲み下さい。
とても調子が良くなります。石原式健康法は「朝・生姜紅茶二杯、昼・お蕎麦、夜は何を食べてもよい」です(注;お蕎麦は八種類の必須アミノ酸を含んでいる。肉と同じ完全栄養蛋白)。便秘、排尿(むくみ)、血圧、生理不順、喘息等が改善の例がある。

6.病気を予防するニンジンジュース
私(注;講演者の石原先生)が1979年に留学していたスイスのチューリッヒにあるベンナー病院には全世界から集まってくる難病、奇病の患者を食事療法だけで治す病院でした。そこで、朝に必ず飲ませるのがニンジン2本とリンゴ1個で作ったジュースです。これは「人間の体に必要なビタミン・ミネラルが全部含まれている」からです。
私は今、朝ニンジンジュース2杯、生姜紅茶1杯、昼とろろ蕎麦、夜は好きな物を食べています。是非、 皆さんも生姜紅茶を飲まれることと、ニンジン2本とリンゴ1個でジューサー(ミキサーでなく)を使ってジュースを作って飲んで下さい。

7.水分の取り過ぎに注意
心筋梗塞。脳梗塞の予防から血液をサラサラにするために水を飲めとよく言われます。よく「水はどのくらい飲んだら良いのですか」と聞く人がいますが、本能のとおり摂るのが一番良いのです。
体内に水が多過ぎる状態を漢方では水毒といいます。体重の六割は水ですから、太っている人は水毒です。内耳の中のリンパ液と水分が多過ぎると平衡感覚がとれず、めまいになる。これはメニエル症候群で、水毒です。緑内障も水毒です。眼房水という水が多いから眼圧が上がり、視神経を圧迫して見えなくなる。また、アレルギーは水が多いから起こる病気です。 水は摂りたい分だけ摂って下さい。これだけ話しても、まだ水を飲まないといけないと思っていれば、体を温めて利尿作用のある紅茶やハープティー、こぶ茶を飲まれると良いでしょう。

8.ビタミンとミネラル
ビタミンのビタとは、ラテン語で命という意味です。一種類不足すると死ぬという意味です。これほどビタミンは大事。
ビタミンA不足→肺がん、膀胱がん、視力不足、肌荒れ
ビタミンD不足→骨歯の弱体化
ビタミンE不足→不妊、老化、動脈硬化
ビタミンK不足→出血
ビタミンB1不足→脚気
ビタミンB17不足→ガン
ビタミンC不足→壊血病
ビタミンU不足→胃潰瘍
ビタミンL不足→乳分泌不足
ビタミンP不足→血管が脆くなる

   ミネラルは、
鉄分不足→貧血
銅分不足→成長不良
亜鉛不足→味覚障害、色々な病気のもと

この不足しない対策として
ビタミンU不足には「キャベツをみじん切りにして鰹節か醤油をかけて食べる。
ビタミンPは柑橘類の袋の部分に多く含まれる。蕎麦の黒い成分はルチンとか蕎麦ポリフェノールでビタミンPです。
蕎麦ポリフェノールは脳の記憶中枢の海馬の領域の血流を多くして脳の働きを良くし、ボケを予防し、脳卒中の予防にもなる。頭も良くする。
また、お蕎麦の中にはバナジュウムと言うミネラルも入っている。これは抗メタボ効果があって、血糖を下げ、脂肪も下げる作用がある。
亜鉛はエビ、カニ、イカ、タコ、貝、カキなどの魚介類に多く含まれる。

9.前向きの気持ちが大事
精神に負担がかかると腎臓の上の副腎からアドレナリンが出てきます。
血管が宿んで血圧が上がるのです。血流が悪くなって体温は下がる、老廃物はたまって、色々な病気になると言ったのがセリエ先生です。(セリエ先生とはカナダのノーベル賞受賞者。ストレスという言葉を作った方)。
今、サイコオンコロジー(Psycooncology)=精神ガン学が台動してきている。イギリスのキングスカレッジ病院で69人の乳ガン患者に、「今どう思っていますか」と聞いたら、半分が「もうだめだと思っている」か、「お医者さんに全部任せている」、残りの半分は「何がなんでも治してみせる」と言って、ニンジンジュースを飲んだり、瞑想したり、サプリメントを飲んだり、いろいろなことを行った。5年後どうなったかと言うと、だめだと思った人、医者に任せた人は80%が亡くなっていた。
何がなんでも治してみせるという気持ちがあった人は90%生きていた。このことは前向きの気持ちの大事さを示している。
また、東大医学部を卒業後に開業され、ご高齢まで励んでおられた塩谷信夫先生が100歳の時に「100歳だからこそ、伝えたいこと」と言う本を書かれました。その中で 「100歳生きて分かったことは、何時も明るく、前向きに、愚痴をこぼさず、感謝の気持ちをもって、“こうなると”と思えばすべて実現する」と言う気概で生きることが大事といっている。

以上が石原結實先生の講演要旨です。高齢化の進んでいる稗原団地自治会の皆様の多少なりともご参考になれば幸甚です。何時までも元気で、明るく動き廻りましょう。

(作成; 平成21年9月24日 15区 大 槻 幹 雄)
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